2019年10月30日水曜日

あなたの運転 大丈夫?

10月27日(日)13時から西高宮公民館で、安全運転についての講演がありました。参加者/21人 主催/交通安全推進委員会

講師 ジャパンマック福岡
    川上 春実氏
    雁ノ巣病院係長 看護師(飲酒運転アドバイザー)
    和田 武法氏

   西高宮交通安全推進委員会会長
    明瀬 計

第一部では、和田さんから飲酒運転撲滅アルコールが身体に及ぼす影響についての話です。

まずは前段として、日本の酒文化について
「日本は飲酒について、たいへん寛容な国です」
左から和田さん、川上さん

アルコールには毒性があります
・アルコールは薬物の一つで麻酔薬・睡眠薬と同じ成分を含む
・アルコールは脳や神経を破壊する



お酒の飲み方チェック(AUDIT)で、自己診断を行い、「非飲酒群」「危険な飲酒群」「アルコール依存症疑い群」など自分がどのグループに属するかを確認します


アルコールの処理にかかる時間は?
「お酒1杯に5時間
これだけ覚えておくと何時間後に運転できるか簡単にわかります!



残念ながら 福岡県の飲酒運転事故件数全国上位にいます
子ども3人が犠牲になった海の中道の事故(平成18年)以降
あまり変わっていない現状に驚きます



飲酒運転をなくすために
 1、お酒を飲んだら運転しない
 2、運転する人にはお酒を飲ませない
 3、お酒を飲んだ人には運転させない

飲酒運転らしい車をみかけたら
ためらうことなく、110番通報を!


*****


第二部では、明瀬さんから高齢者ドライバーの交通事故及び「あおり運転」の現状と対策について話がありました。

歩行者が加害者になる乱横断について話す明瀬会長


高齢者運転による死亡事故の3割は「操作ミス」が原因
停止しているのに、隣の車が前進すると
自分の車が後進していると錯覚、パニックに!


高齢者はペダルの踏み間違いに気づくのが遅い
間違いと認知してもすぐに対応できない現実


高齢者はどうして踏み間違いをするの?
—股関節が硬くなり、足元の感覚が鈍くなるから


年をとると、どんな変化が?


運転中、か~っとしたらどうする?
 6秒だけ大事な家族のことを考えよう
   ➡気持ちが落ち着きます(怒りのコントロール)


悲惨な事故を起こさないために・・・
 譲り合い、思いやり、スピードは控えめ


・停車したトラックの向こうから子どもが飛び出してくるかもしれない
・横の路地から自転車がスピードを出したまま曲がってくるかもしれない
・信号は青に変わったけれど、横から赤信号で車が突っ込んでくるかもしれない
・前を走る車が急停車するかもしれない
・・・・・・・
 「かもしれない運転を」


時間と気持ちに余裕を



あおり運転をされたきっかけ第1位は?


あおられないためには・・・
・適切な車間距離を保つ
・誤解されるような割り込みをしない
・クラクションの音は適切な長さで
・急ブレーキをかけない
・ドライブレコーダーを付ける




★市崎1丁目交差点問題
今年、市崎1丁目バス通りの信号のない交差点で事故が起こりました。
双方向からの登り坂で、たいへん見通しが悪い箇所ですが、残念ながら現時点では信号設置が認められません。
西高宮小、高宮中への通学路でもあり、登下校時間は大勢の子どもたちが通ります。
車のドライバーは慎重の上にも慎重な安全運転を心がけましょう。
自転車、歩行者も横断するときは、周囲の確認をしっかりした上で、手をあげて横断しましょう。