2019年5月25日土曜日

健康なまちづくりとは?

5月21(火)10時から西高宮公民館で、健康なまちづくり懇談会が行われました。

出席者
福岡市保健福祉局健康増進課から 健康づくり係長 龍英輔さん
                健康づくり係員 西村忍さん
南区地域保健福祉課から     課長 後藤智江さんはじめ9名
自治協役員、町内会会長、各種団体関係者、健康づくり推進委員会の49名です。


議題は・・・
【1】校区の保健衛生概況について
  平成30年度事業報告及び令和元年事業計画について
  高齢者相談の実績
【2】意見交換
   テーマ「健康日本21福岡市計画の再確認と地域の取り組み」




まず南区地域保健福祉課の後藤課長が「西高宮校区は健康への意識が高いので、これからも健康づくりへのお手伝いをしていきたい」とあいさつ。
続いて校区担当保健師の永島千恵子さんより、西高宮校区全体の状況について、人口、高齢化率、特定検診の受診状況などの説明がありました。


福岡市保健福祉局健康増進課・龍係長と西村係員からは、福岡市の状況と健康づくりへの取り組みについて、説明がありました。

・福岡市では平均寿命と健康寿命の差が全国平均より大きいので、縮めていかなければいけない。
・女性の多量飲酒の割合が、全国平均より高くなっている。
・20ある政令指定都市の中で、福岡市の特定検診の受診率は下から5番目の20%台。
・女性で週に1回以上の運動習慣がないのは、20~40代の若い世代に多い。

※健康寿命とは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間



「健康に無関心な人たちも自然に楽しみながら、健康への意識を高めていけるように、社会全体で取り組んでいきましょう」











第2部の意見交換会では、6~7人ずつ7つのグループに分かれて、話し合いをしました。
テーマは、健康なまちづくりのために西高宮校区で取り組んでいったらいいと思うこと、住民の孤立化を防ぐためには、どうしたらいいかです。
模造紙、付箋紙、マジックを使って、グループの意見を一つにまとめていきます。






どのグループでも、あちこちから活発な意見が出ています。


個々の考えや意見を付箋紙に書きだし、それを模造紙に貼り、近い意見をグルーピングし、最後に文章にまとめます。




グループごとにまとめた意見を発表しました。
「幅広い世代が参加できるスポーツを取り入れていきましょう」

質問コーナーでは「行政には身体の健康だけでなく、例えば虐待を受けた子供のケアなど心の健康づくりにも取り組んでいって欲しい」との意見が出ました。
最後に健康づくり推進協議会の岩田会長から「西高宮校区では、健康日本21事業の一環として、毎月1回さわやかウォーキングを行っています。7月は身体のゆがみを取る体験会もあります。どうぞご参加下さい」

福岡市では、6年後(2025年)は4人に1人、21年後(2040年)には3人に1人が65歳以上の高齢者になります。
健康寿命を延ばすために日々努力している人たちがいる一方で、福岡市では女性の飲酒率や1日の食塩摂取量が全国平均を上回るなど課題もあることを学びました。

西高宮校区では、子育てサロン「ホット・ほっとサロン」、ふれあいサロン「わかば」、「さわやかウォーキング」、シニアクラブ、その他に在宅医療がテーマの講演会などいろいろな保健福祉事業に取り組んでいます。

少しでも興味を持ったものがあれば、思い切って足を運んでみませんか?