2019年5月20日月曜日

交通安全講習会がありました

5月19日(日)10時から西高宮公民館において、交通安全講習会(主催/交通安全推進委員会)が行われました。
参加者は自治協議会役員をはじめ、公民館館長・町内会会長・各種団体関係者など40~80代の男女18名です。

内容は・・・
1部 一般社団法人・日本自動車連盟(JAF)による高齢ドライバー危険運転の実態と対策について  JAF福岡支部事業課交通環境係 佐藤勇夫氏のお話

2部 西高宮校区交通安全推進委員会 明瀬計会長のお話
    ・乱横断の実態
    ・高齢ドライバー危険な運転現状と対策について
    ・認知症検査の実態について
    ・地域の危険箇所について



1部 佐藤勇夫氏のお話 
 配布されたワークシートの質問に答える形式で、自分の運転の振り返りをしました。



高齢ドライバーの法令違反で一番多いのが・・・

 ①安全不確認
 ②一時不停止
 ③動静不注意(相手の動きをよく見ていない)

交通事故がよく起きている場所は・・・  
 ①交差点
   交差点の信号機がないところや出会い頭では、車と車の事故が多い
   一時停止線は、きちんと停止して安全確認をして徐行する
 ②カーブ





佐藤さんからみなさんへ
昔はできていたことが、年齢を重ねて機敏な対応や視野が狭くなったり環境の変化に対応できなくなってきます。
・本日の講習で自分の運転を振り返り、自信過剰にならず、年齢にあった運転を心がけて安全運転をしてください。
・自分も田舎に住んでいます。車がないと動きが取れない地域で暮らしている高齢者は、たくさんいらっしゃると思います。年齢にあった運転を心がけてください。


第2部 明瀬会長のお話
















■乱横断の実態  ※乱横断とは横断歩道以外の車道を歩いて渡ること
特に歩道橋があるところで、身体能力が低下した高齢者の乱横断が問題視されている
・歩行者もルールを無視すると加害者になる場合もある。急がば回れ!

■高齢ドライバーの危険な運転現状と対策(相次いで子どもを巻き込む悲惨な事故が多発している)
・太陽の光がまぶしい、信号の不確認による事故や右折時の事故
・右折するときは、「距離」に加え「速度」にも要注意
  対向車を確認せずに前列の車に続き発進してしまい事故になるケースもある
・ペダルの踏み間違いによる事故
  高齢になると股関節が固くなり、足先も動いてブレーキペダルから外れてしまうこともあるので注意しましょう

■認知症検査の実態 
・高齢者ドライバーは縁石に乗り上げる、一時停止をしない、対向車線へはみ出すなどの傾向がみられる
・認知症検査で合格になっても安心せずに、自分の運転技術を再確認して安全運転を心がけましょう
・少しでも運転に不安があれば、運転免許証を返納しましょう
  (最近の痛ましい事故により返納者は増えてきている)

■地域の危険箇所  
・一時停止線でしっかりと停止する。
・見通しが悪い箇所は、交差点手前から1、2、3回止まり左右確認
・狭くカーブした道路上に危険で迷惑な駐車が見られることがある。




慎重で、譲り合い思いやりのある運転をしましょう

「青だから優先だから」は 悲惨な事故を招きます

運転するすべての人が意識改革を


                   
このほかに参加者からは、自転車の通行についてや半感応式信号についても危険な車両がある、一時停止線をはみ出している場合があるとの意見がありました。 


参加者の声(その1)
最近、悲惨な交通事故が多発しています。
私の高齢の両親が住む地域は、田舎で公共交通機関などはありません。できる限り行政の巡回バスの利用や食材の買出しには宅配利用をすすめています。

まだ現役農家なので免許証返納は難しい状況ですが、この講習会に参加して、運転手の立場では十分過ぎるほどの安全確認、また歩行者の立場では、乱横断せず横断歩道を渡る、信号を守り左右確認して渡ることの大切さを感じました。

誰が、いつ加害者になってもおかしくありません。