2020年1月23日木曜日

校区合同防災訓練と避難訓練〈1〉

1月19日(日)西高宮校区では、「午前8時、震度6強の地震により災害が発生」と想定して、合同防災訓練と避難訓練を実施しました。

当初の計画予定は
・校区の皆さんによる町内の一時避難場所から避難収容所(西高宮小学校)までの避難行動訓練
・小学校グラウンドで防災訓練(AED、消火器、応急手当、搬送訓練)
・体育館で避難所開設運営スタッフによる収容避難所の開設訓練でした。
しかし、あいにくの雨で、消火器訓練を除いた他の訓練を西高宮小体育館で行いました。


6年ぶりの合同防災訓練とあって、自治協、防犯防災部会をはじめ関係者は時間をかけて準備をすすめてきました。

当日は雨天にもかかわらず、各町内から大勢の皆さんが参加、総勢約380人での大規模訓練となりました。


参加者 
西高宮校区から

・避難所開設運営スタッフ(自主運営組織協議会、総務班、情報班、生活衛生班、救護班、物資班、居住組)/45人
・西高宮安全安心ジュニア隊/17人
・校区の皆さん/311人

協力団体
・福岡市南区役所 総務部総務課/防災・安全安心係/2人
・福岡市南消防団南高宮分団  /15人
・博多あん・あんリーダー会南支部/6人
(段ボールベッド作成、簡易トイレ使用方法、車いすに装着して人力クイック使用方法)
・寺沢病院
 (車いす貸出)



博多あん・あんリーダー会とは
「自助(自らが自らを守る)」「共助(地域住民の力による)」を基本理念に、公民館や小中学校などでの防災講座や防災イベントの開催・支援活動など、地域に密着した災害への「備え」や「気づき」を伝える防災(減災)啓発活動を主とした様々な活動を行っています


9時 
運営本部5人のメンバー(落合自治協会長、大庭防犯防災会長、中秋西高宮小校長、前﨑委員長、田邉防犯防災副会長)が、体育館周りを目視で確認、

施設内の安全やライフラインの安全を確認し、避難所収容所として開設することを決定


9時過ぎ 
自治協議会の緊急連絡網で町内会長に避難を呼びかける



その頃、小学校体育館では・・・

運営スタッフが集合し、打ち合わせ


落合会長「避難所を開設して、実際の居住空間がどんなものか体験してください」

福岡南消防署・藤川さん「阪神・淡路大震災からちょうど25年。世界の地震の10%が日本とその近くで起きています。防災訓練をすることで、防災に対する意識を高めてもらえればと思います」

南区役所・福園さん「防災には『意識・知識・行動』が大事です。日ごろから心準備をするためにも知識を学び、いざという時、行動できるようにしてください」



打ち合わせのあと各担当に分かれ、避難所設営に取りかかります。

避難者が土足で入れるように床にブルーシートと養生シートを敷き詰め、テープで固定します。
シート敷きでは、西高宮安全安心ジュニア隊が大活躍

中秋校長と協力してシート張り

運営スタッフは係や名前が大きく入ったベストを着用


設営を終えた運営スタッフは、博多あん・あんリーダー会の指導で、段ボールベッドや簡易トイレの作り方、補助具を使った車いすの使い方を教わります。



「わあ、丈夫だねえ!」

押しても進まない車イスに、「人力クイック」を装着、人力車のように
前から引くと、4、5㎝の段差も越えられてビックリ。

簡易トイレの作り方、使い方、応用編など教わることは山ほど

非常持ち出し袋の展示
「あっ、スリッパもいれなくては!」

避難者スペースの周囲には食料配給所や救急班を設置



その頃、一時避難所では・・・
10時 
それまでに各町内の皆さんが各町内の一時避難場所へ避難し、町内会長または代理が要支援者の安否確認 、町内の被害状況の確認、小学校の避難収容所までの安全ルートを決定する
避難者名簿を作成


10時半ころ
町内会長または代理が小学校の避難収容所まで避難者を安全に誘導する
高齢者の避難を想定し、車いすで誘導する訓練も行う


避難収容所の小学校体育館へ到着
避難者名簿を受付へ提出し避難者数を報告し、体育館へ入館








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