2019年8月3日土曜日

暑さに負けないぞ

7月26日(金)三月田館で緑寿会の講座がありました。
緑寿会(高宮1丁目の4町内会で構成、会長/内山昭則)
参加者は22人(  男10名/女12人)


テーマ:「夏の暑さに負けない過ごし方、食べ方」
 





講師/五十嵐和惠氏

【プロフィール】
食育インストラクター
ポジティブ・エイジングアドバイザー
西高宮校区在住


加齢に対して前向きに準備をしながら素敵な年齢を積み重ねてゆく=「ポジティブ・エイジング」を提唱。

季節や月の移り変わりを意識した過ごし方食べ方を実践し、子どもからシニアまで幅広い世代向けにセミナーや講演会、企業研修を行っている。

福岡県立高等学校食育出前講座、西南学院大学市民講座、今秋西南学院大学コミュニティカレッジにおいて「東洋医学の知恵でポジティブ・エイジング」を開校予定。



🌞夏の暑さに負けない過ごし方


身体にたまった熱を冷まさなければならないが、冷まし過ぎると夏バテや夏かぜにつながる。
身体の熱を冷ます食べ物(トマト、キュウリ、ナスなどの夏野菜)や、冷たい食べ物(そうめん、ビールなど)の摂り過ぎに注意。
冷房による冷えに注意する。対策としてスカーフや上着などを利用
熱中症予防のため、朝食で水分と塩分を摂り、外出時も水分と塩分の補給
のどが渇いたと感じる前にこまめに水分補給をする(体内への浸透には15~20分かかる)
食欲低下で麵類だけの食事になると疲れを回復できないので、タンパク質を十分に摂取する
夏は十分な休養が必要。できれば15分から20分くらいのお昼寝を。




🌞夏の暑さに負けない食べ方

おすすめの食べ物
赤(トマト、スイカ、赤身肉、レバー、梅干し、クコの実など)
苦味(ゴーヤ、レタス、コーヒー、ワサビ、緑茶など)
酸味(酢、梅干し、レモンなどの柑橘類)

辛味(しょうが、しそ、みょうが、ねぎ、唐辛子、にんにくなど)
夏が旬のものでも温性(身体を温める)なので、カボチャはおすすめ!
黄色(トウモロコシ、カボチャ、ジャガイモ、大豆、米、きび、あわなど)
甘味(カボチャ、アスパラ、いも類、豆類、米、バナナ)
このほかスイカ、メロン、きゅうり、とうがん、ゴーヤ、小豆、緑豆などは、体に余分な水分がたまり、むくみがちな時に効果的、体にこもった熱も冷ます

おすすめの飲み物
甘酒・・・「飲む点滴」
ミントティー・・・身体の熱を冷ます
はとむぎ茶・・・美肌、美白、むくみにもよい
緑茶・・・体の熱を冷ます、頭をスッキリさせる、消化を促す
ウーロン茶・・・体の熱を冷ます、消化を促す、脂肪燃焼効果も
とうもろこしのひげ茶・・・むくみに効果的
インスタントみそスープ(容器にみそ大さじ1入れ、好みの量のお湯を注ぐ)
梅醤番茶(梅干をよくつぶして醤油としょうがのしぼり汁を少々加え番茶を注いだもの)・・・胃腸の働きを整え、体の冷えを取る。かぜの引きはじめにも効果的。

自家製スポーツドリンク(ミネラルウォーター500㎖、はちみつ大さじ2、塩小さじ1/4、レモン汁小さじ2)


内山会長のお話
「夏本番を迎えるにあたり、非常に有意義な講話でした」

参加者した人からは
「水を飲んでも体内に浸透するのに15~20分かかると聞いて驚いた。のどの渇きを感じる前に水分補給をすることの大切さを学びました」
「日ごろ減塩を心がけているが、朝食で水分だけでなく塩分補給も必要と学び、気を付けたいと思った」
「胃腸の働きを整え、冷えにも効く梅醤番茶、試してみます!」

講師から
〈自分の身体は自分でコントロールするを合言葉に夏を乗りきりましょう!