~交通安全推進委員会から~
10月1日から自転車保険の加入が義務化
全国の自治体で自転車保険の義務化が広がっています。
令和2年10月1日から福岡市でも義務化されました。
この動きは全国的なもので、もはや自転車に乗るなら自転車保険(自転車損害賠償保険など)は必要なものになっています。
福岡市では、自転車事故が平成10年以降14年連続で年間3千件以上発生、平成21年以降は年間の交通事故発生件数の4分の1を占めています。
また、自転車と歩行者の交通事故が増加しており、自転車マナー向上を求める市民の意見が数多く寄せられていました。
また、自転車と歩行者の交通事故が増加しており、自転車マナー向上を求める市民の意見が数多く寄せられていました。
もしも、自転車保険に加入していなかったら・・・
自転車の重大事故により高額な賠償金を請求されるケースがあとを絶ちません。
2013年、小学生が運転する自転車が人にぶつかり後遺症が残ったケースでは、母親に1億円近い賠償金の支払いを裁判所が命じました。
2013年、小学生が運転する自転車が人にぶつかり後遺症が残ったケースでは、母親に1億円近い賠償金の支払いを裁判所が命じました。
警察庁によると、2017年に全国で自転車で衝突するなどで歩行者が死亡したり重症を負った事故は299件、このうち、運転手が保険に加入していたのは約60%でした。
突然、高額の賠償責任を負ってしまった場合でも払えるようにしておきたいし、被害者側の立場に立てば、起こした事に対してきちんと責任を取ってもらうことは当然で、加害者には十分な補償の保険に入っていてもらいたいものです。
自転車保険とは?
「被害者の保護」と「加害者の経済的負担の軽減」を目的とした保険で、他人への賠償責任を補償する保険は損害保険各社で取り扱っています。補償額は1億円程度とする例が多く、月100円ほどの保険料で入れるものもあります。
また火災保険や自動車保険に個人賠償責任補償として、自転車事故をはじめ他人への賠償責任をカバーする特約が付くタイプもあり、この補償も加入が義務化される保険に含まれます。
このほか自動車販売店で有料の点検整備を受けて加入する商品もあります。
どんな人が対象?
・未成年から高齢者まで自転車に乗るすべての人
・業務で従業員に自転車を利用させる事業者
・自転車貸出業者