2019年6月23日日曜日

寿クラブの教養講座がありました

6月20日(木)10時から三月田館でシニアクラブ連合会の単位クラブ「寿クラブ」今年度第1回目の教養講座がありました。 参加者 24人(男9人/女15人
  




教養講座の内容は
高齢者の交通安全などについて
      お話:西高宮校区交通安全推進協議会の明瀬計会長


高齢者対象の詐欺事件について
      お話:福岡県警察本部・警部補 
有松勝臣さん
        (現在は福岡市民局生活安全部生活安全課出向中の係長) 



【後藤友博 寿クラブ会長の挨拶
「今年度初めての教養講座です。皆さんは2000万持っていますか?今話題になっておりますが、第1回目の今日は、交通安全と詐欺に巻き込まれないようにしっかり勉強しましょう」







【明瀬計会長のお話
「乱横断(横断歩道歩道橋ではない道路を渡ること)はいけません。
歩行者でもルールを無視すると加害者になる場合があります。急がば回れです」
※2018年は歩行者の乱横断による事故が6割

高齢者運転手の交通事故について
「子どもを巻き込む悲惨な事故が多発しています。年齢を重ねると事態の変化への対応力がなくなり、停止中でも股関節がかたくなることでブレーキペダルから外れ、車が動きパニックとなり、結果として間違ってアクセルを踏みこんで大きな事故につながります」

※この日の参加者24人中、自動車を運転している人は5人

「信号のある交差点での交通事故が全体の44%。年齢別では20代と高齢者の事故の割合が高い。一時停止や信号付近は、慎重の上にも慎重に運転しましょう!」

「運転支援システム付き自動車やドライブレコーダー、ペダルの見張り番(異常探知機能4万~5万円)を装着することも効果的です」
「75歳以上になると自動車運転更新時に認知症機能検査があります。しかし、あくまでも適正検査(信号やクランク、一時停止など)です」

「少しでも運転に不安がある、車線変更が怖い、急発進や急ブレーキが多くなった、車に傷が増えた、このような人は、今一度考えて欲しいと被害者の家族が悲痛な呼びかけをしています」
「中国では、60歳超えると毎年身体検査があり70歳になると運転免許証取り消しだそうです」

自然災害について

「福岡県はまだ梅雨入りもせず、水不足の地域もみられますが、2年前は朝倉で線状降水帯による大水害がありました。いつどこで災害にあうかわかりません。防災情報を確認して自分の身は自分で守りましょう」

地震について
「最近、全国で震度6弱以上の地震も発生しています。福岡市には警固断層があります。避難場所の確認と常備品も備えておきましょう」
出口の確保、火元確認、通電火災にも注意!




【福岡県警察本部・警部補 有松勝臣係長さんのお話

オレオレ詐欺について
「固定電話に息子を名乗る電話がかかり、携帯電番号を尋ねたり口座番号聞き出したりキャッシュカードなどを奪いに来るといった詐欺が多発しています」
「このような詐欺にあわないように、お金を貯めずにお金を使いましょう!」とユーモアにあふれたお話もあり、会場がなごやなか雰囲気になりました。

どういう対策をすればいいの?
●固定電話は通常留守番電話をONにしておく。詐欺予防対策電話機能付きの家電(ファックスなど)も販売されている
●携帯電話を持っている人は、固定電話を外し、携帯電話1本にする
●おかしな電話がかかってきたら、電話を切る。家族や警察に相談する

「中には、警察ですと名乗るニセ警察官からの電話もあります。警察や銀行などは、口座番号など決して電話で尋ねたりしません」
「無料懸賞などにも注意ください。個人情報がもれる可能性が高いです。充分気をつけましょう」


質問コーナー

●あおり運転とは、どういうことですか?
「走行中、相手の車から幅寄せされたり、クラクション鳴らされたり、前方で急停止されたりすることです」


どういう対策をすればいいの?
「相手にせず路肩に停止して、車の鍵を閉め警察110番に連絡して下さい」



最後に寿クラブの後藤会長より
「本日は、有意義な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました」


次回の教養講座は
三月田館で7月18日(木)10時から熱中症講座です