2019年2月27日水曜日

春だより2019

まだ2月だというのに先週末から4月の陽気が続いています。
卒業入学・就職など節目の季節を控えて気分はすっかり春。

平尾新池では河津桜が満開の時を迎えました。

鮮やかな河津桜が平尾新池を華やかに彩っています

寒い時期から咲くスイセンはまだまだ見ごろ。
可憐な花だけれど、たくましさを感じます。



    暖かな陽気に誘われて・・・
    三月田館の桜のつぼみ

福岡市のサクラ開花予報は3月16日。それまで待てるかな?
平和~寺塚線の曲がり角の菜の花
住宅街の中で、ひときわ心が弾む黄色です


西高宮小学校第2グラウンドでは、平行棒やブランコが、もうじき子どもたちが来るのを待っています。







ボクたちも春の陽気に誘われて、甲羅干し




2019年2月23日土曜日

健康づくり推進協議会の役員研修会

2月15日(金)健康づくり推進協議会の役員研修会に参加しました。

くもりから雨に変わった肌寒いこの日、午前10時、参加者20人で西高宮公民館を出発。大刀洗平和記念館~今村天主堂(大刀洗町)、昼食をはさんで日本赤十字社九州ブロック血液センター(久留米市宮の陣)のコースでまわりました。

日本赤十字社九州ブロック血液センターにて


筑前町立大刀洗平和記念館


まず初めに訪れたのは、陸軍飛行場のあったこの地に2009年に建設された戦争(太平洋戦争・大東亜戦争)の歴史資料館。

実物の零式艦上戦闘機、若い隊員の特攻出撃前の家族への遺書、戦時中の生活の様子など一つ一つが貴重な資料で、胸がつまる思いで確かめるように見てまわりました。


未来あるはずの特攻隊員たちの出撃を見送った場所
お国のためにと旅立って行く息子たちを家族はどんな気持ちで見送ったのでしょう・・・


※大正8年、岐阜県各務原、滋賀県八日市に続き、朝倉郡三輪町と馬田村から三井郡大刀洗町にまたがるこの地に総面積115万2000坪東洋一とうたわれた航空基地が完成。
昭和12年、日中戦争後、陸軍航空部隊の教育を図るため、昭和14年第5航空教育隊が開隊。
昭和18年、航空廠でも技能養成所として6000人の隊員がいた。製造技術通信教科が前期後期に分けられ6ヶ月教育された。
昭和20年3月、米軍機が襲来。B29大編隊から1000発近い爆弾が投下され壊滅的な被害を受ける。民間人を含む数多くの尊い命が奪われた。




今村天主堂(カトリック今村教会)
二つの塔を持つロマネスク様式の建築
赤煉瓦がとても印象的でした

次に訪れたのは、三井郡大刀洗町にあるカトリックの聖堂・今村天主堂。

この地区は隠れキリシタンとして信仰を守った人が多く暮らしていたところで、大友宗麟支配下の1560年代には筑後地方で代表的なキリシタン地区となり、禁教の時代から1867年の信徒発見まで長年にわたり密かに信仰を守られてきました。

大正2年に建設された赤煉瓦造の天主堂は、平成27年7月、国の重要文化財に指定されています。

ヴォールトの天井を持つ内部
厳かな雰囲気に歴史の重みが伝わってきます
内部は撮影禁止のため外看板写真から転載)

教会の改築計画に奔走した本田保神父の像



教会の改築は明治41年、第4代主任司祭・本田保神父により計画され、ドイツなど諸外国の信者からの寄付を募り、信徒たちの労働奉仕を受けて大正2年に完成。

設計施行は、当時長崎で多くの教会建築を手がけた鉄川与助氏


日本赤十字社九州ブロック血液センター
最後の訪問先は久留米市にある日本赤十字社九州ブロック血液センター。日本で唯一、採血事業者としての許可を受けているのが日本赤十字社です。

ここで日本赤十字社によって運営されている「血液事業」を学びます。

「血液事業」とは、献血者を募集し、採取した血液製剤(人の血液又は血液から得られた物を有効成分とする医薬品)として、治療を必要とする患者のため、医療機関に供給する一連の事業のこと。

平成24年、血液事業の運営体制はそれまでの各都道府県の血液センター単位から、全国7箇所にブロック血液センターとしてより広域的な運営体制に変わりました。

わが国の血液事業は、「献血」によって支えられており、血液を必要とする多くの患者さんが、日々救われています。


まずガイダンスホールにて、施設や血液事業についての説明があり、続いて検査・製剤の様子を見学します。



血液事業の主な流れ】
九州8県の各献血会場から血液が届けられると、すぐに検査・調整工程を経て、輸血用血液製剤や血漿分画製剤の原料である原料血漿に調整されます。
そして輸血用血液製剤は、主に血液センターから直接、また血漿分画製剤は民間製薬会社などのから卸売販売業者を通じて、医療機関に供給され、患者さんの治療に役立っています。




ここ九州ブロック血液センターでは、年間約55万人分の献血された血液が届けられ、

臨床検査師が一日約1200本の検査や製造に携わっています。また薬剤師も必ず常駐し、品質管理などに携わっています。



貯留棟・地上30mの巨大な冷凍庫
(向かって右の建物)

血液センターに隣接して、輸血用血液製剤などを貯蓄保留保管するための地上8階建て相当の貯留施設がありました。
九州ではマイナス20℃以下で25万リットルを保管し医療機関からの供給要請に対応します。
輸血副作用に備え1500万本の検体を11年間保管することが可能です。





研修の中で、岩田正己会長がみなさんに呼びかけました。
「西高宮校区でも、年1回献血車が西高宮公民館に来て献血を行っています」

「献血される人が少ないので、一人でも多くの人のご協力をお願いします‼」

一人でも多くの人の協力で、大切な命が助かるかもしれません。
私自身もRH-の血液を持つ一人、健康な時はぜひ献血に協力したいと思いました。


帰りのバスの中では、防犯防災組合の田邊さんによる昭和に関する〇×クイズや防災に関するカードに書かれたグー・チョキ・パーゲームでなごやかな時間を過ごし、西高宮公民館に16時半すぎに到着。
歴史や献血の大切さを学んだ充実した一日となりました。






2019年2月8日金曜日

西高宮ニュース 2月号

あちこちの庭先で開いた梅の花が、もうそこまで春が来ているよと告げてくれます。

西高宮ニュース2月号をお届けします。